ごあいさつ

 開園にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 

本園は平成１６年４月、ＮＰＯ法人として有志が立ち上げた保育事業に端を発します。
当時子どもに様々な課題が指摘されておりました。
それらをまとめますと、
  ＊核家族化の進行により、親が子育てを抱え込んでしまっている。
  ＊急速な少子化により、異年齢集団の形成が難しくなってきている。
  ＊様々な社会的背景により、実体験が不足しがちになってきている。

 

私たちは、これらの課題への挑戦と、未来志向を取り入れた保育事業を考えていきました。
あれから１２年、私達が創り上げてきた保育システムは
  ①異年齢集団保育を加味した年齢別保育＝社会性・コミュニケーション力
  ②住民ボランティアと共に育てる保育 ＝実体験・人間性
  ③子育て家庭をサポートする保育事業 ＝未就園児の子育て支援
  ④外国人常駐により、日本語と英語が話される生活＝異文化理解
  ⑤一人ひとりの脳を刺激する知能教育 ＝個を伸ばす
以上を日々の保育に織り交ぜながら、子供たちが活躍する２０年、３０年後を見据え、日本人として世界にはばたくための基礎を培ってきました。

 

この度新園開園にあたり、これまで創り上げてきた保育システムを踏襲しつつ、社会の変化にも機敏に対応し、不易と流行を加味した園経営に尽力してまいります。

 

さて、私たちの地域は少子高齢化が進行し、過疎の地というイメージがありますが、発想を変えれば、この町には少ない子ども達を見守る大勢の高齢者がおられることになります。私たち大人にとって子どもは宝ですが、子どもたちにとっても、この環境は宝ではないでしょうか。本園がこの宝同士を結び、地域活性化の一翼となれれば、こんな嬉しいことはありません。

 

本園はオープンです。いつでも誰でも、一定のルールをお守りいただければ、見学も、子ども達の前に立っていただくこともできます。多くの皆様方のお心を、たくさんたくさん浴びる園にしてまいります。
「人は人を浴びて人となる」これが本園のモットーです。
皆様方のご来園、ご入園を心よりお待ち申し上げております。

 

 

社会福祉法人　郡光福祉会
理事長 六 田 伸 彦